土壁の家 | アトリエDEF

土壁プロジェクト

我楽多荘の現在

2012年09月24日

たいへんご無沙汰してしまった原村の土壁の家「我楽多荘」の今。

デフ通信でもありましたが、現在、荒壁が塗り終わり乾燥させている養生期間中です。

その間にお施主様が頑張って薪ストーブの背面に「版築の壁」をつくっています。

emok12_hanciku.jpg



ひじょうに大変な作業ですが、きっと出来上がったら美しい壁ができると思います。

それと、一生忘れる事が無い思い出になる事でしょうね!

がんばれ〜 

いろんな土壁の家

昨年より本格的に始まった「現代版土壁の家」

先日は「富士見町落合の家」の土壁の家の上棟式がありました。
http://blog.a-def.com/article/58309977.html

今日はこれから始まる「韮崎の家」の土壁の家のお施主さんと中川村にあるイエルカストーブのイエルカワインさんとストーブの
打合せにいって来ました。イエルカさんはとっても気さくな方です。イエルカさんの奥さんの手料理も最高でした。
おごちそうさまでした。
IMG_0337.jpg

「現代版土壁の家」八ヶ岳のような寒い地域ではもちろん前橋や高崎などものすごい暑い地域でも今、非常に注目をされています。

夏、涼しい(蔵のイメージ)「現代版土壁の家」続々着工して行きます。
posted by 土壁の家 at 20:18 | Comment(0) | 土壁の家プロジェクト

石川先生にお会いしました

2012年09月11日

今制作中の、’てくてくぐんま’2号のテーマは「土」です。

土のお話を聞きに、土プロメンバーでもある、
前橋工科大学大学院建築学専攻教授、
石川恒夫さんにお会いしました。

大学の敷地内には、
建築の授業の一環としてワークショップを行い
完成した「版築シェルター」があります。

20120911_1.jpg

なぜ、土なの?
なぜ、版築なの?

という率直な質問を投げかけました。

ただ土の性能を知ることだけではなく、
この建築物を、生徒と授業で造る意味、
みんなで造ることの意味。
色々な要素があっての「版築シェルター」でした。


石川先生からは
とてもとても、深い印象のお話を聞くことができました。

「自然というのは大地が凝固したカタチ。
人の役割は、それを芸術的に解き放つこと。」

建築というのは、その役割を担った
目に見えてわかりやすいものなんだな、と感じました。

そしてその役割を果たすことができる
技を持った人はどんどん減ってきていて。

若い学生さんたちが「版築シェルター」を造る意義は、
そんなところにもあったのかもしれない、と感じました。


「土」のお話をテーマにした
てくてくぐんまNo,2は
10月中旬発行です。
お楽しみに♪

mayu


posted by 土壁の家 at 19:13 | Comment(0) | 土プロ実験棟