土壁の家 | アトリエDEF

土壁プロジェクト

阪口製材所

2011年09月22日

今回のblogでは、M様邸で使わせていただいている
構造材についてご紹介させていただきます。

『吉野杉』で有名な奈良県吉野郡に阪口製材所という製材屋さんがあります。
DEFの現場ではM様邸で初めて、阪口製材所さんの木を使うことになりました。
そのため、阪口製材所までスタッフで見学に行く事にしました。
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これは、M様邸の土台用のヒノキ。
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これは、梁材。
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これは、材木のストック。
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そろそろ何かお気づきですか?
これは、ストックしている木を乾かしている様子。
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これは、構造強度を計測する施設。(グレーディング施設)
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阪口製材所さんを見学して思ったこと・・・。
とにかく、品質管理体制がしっかりしていること。
天然乾燥で乾燥させる木は、
ヒノキで1年。
杉は2年乾燥させるそうです。
また、貯木している木の量も本当にすごい!!
阪口製材所に欲しい木がなかったら、
どこを探しても無いのではないか?
と、思える程です。

阪口社長が、
天然乾燥を始めたのは、今からおよそ13年前。
当時は集成材を作っていたそうです。
しかし、環境問題を真剣に考えた結果、
天然乾燥に移行する決意をしたそうです。
そして、天然乾燥材がきちんと揃うまで丸2年間。
全く材木を売らずに保管しつづけたそうです。
その強い信念があったからこそ、
今の安定した貯木量を支えているのだと思います。

山のために人のために取り組む姿勢は、
本当に素晴らしいなぁ。と心から思いました。
詳しくは、阪口製材所のHPもご覧下さい↓
http://wood-sakaguchi.jp/index.html

これは、割り箸にする材料。
一本の木を無駄無く使います。
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広葉樹のストック。
(まだまだいろんな樹木があります。)
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大きな大木に食い入る
えび部長♪とハヤシさん♪
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強い信念と責任感に裏付けされた構造材。
構造材の素晴らしさに負けないように、
家全体として、素敵な家になるように
職人さん達と一緒に、頑張っていきたいと思っています。

yamamoto
posted by 土壁の家 at 09:58 | Comment(0) | 土壁の家プロジェクト
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