トラックに積まれている枠材は、いったい何でしょうか?
正解は、木製サッシです。
いよいよ土壁が十分に乾いたので、外部周りの工事を進めています。
この木製サッシは、『森の窓』さんのサッシです。
国産材の木を上手に使っているので、意匠的にとてもすっきりしている木製サッシです。
M様邸では、
リビングまわりには唐松を使用し、浴室には水に強い能登ヒバを使用することにしました。
工事が進むにあたって、
土壁部分が覆われて行ってしまうので、
少し淋しい気持ちになってしまいます。(名残惜しいですね。)

現在、現場はフォレストボードも張り終わり、透湿防水シート(タイベック)が張られています。
すっかり、外から土壁を見ることは出来なくなりました。
この暑い最中、
M様邸の中に入ると、ひんやりしていてとても涼しいです。
土壁の効果が、顕れているのでしょうね。
yamamoto
木製サッシに興味を持ちました。おそらく、一般のものと比べたらコスト的には割高かと思いますが、意匠面以外のメリットは何かあるのでしょうか?意匠面でも十分なメリットには感じますが・・・
コメントありがとうございます。
木製サッシのメリットについてですが、
現在、一般住宅で使用される開口部の種類は、
@ アルミサッシ
A 建具屋さんが作る木製建具
B 木製サッシ
の3つが考えられると思います。
(@が圧倒的に多いのが実状ですが・・・。)
@ アルミサッシ
・コストが低く、気密性が高い。
・熱伝導率(熱の伝わりやすさ)が高いため、結露を起こしやすい。
・工業製品のため、製作過程での環境負荷が大きい。
A 建具屋さんが作る木製建具
・@に比べるとコストが高く、気密性も劣ります。
・木材のため熱伝導率が@に比べると低く、気密性も劣るため、結露を起こしにくい。
・木の風合いが十分に楽しめる。(割と自由に意匠を考えられる)
・DEFで使用する木材は国産材で注文製品のため、製作過程での環境負荷も低い。
B 木製サッシ
・コスト的には@のおおよそ3倍程度高くなります。
・気密性は選定する木製サッシの金物の機能にもよりますが、高い気密性を確保することが可能。
また、木材のため結露も引き起こしにくい。
・DEFで使用する木材は国産材で注文製品のため、
製作過程での環境負荷も低く、木の風合いも味わえる。
それぞれを比較しながらご説明すると、
わかりやすいかと思いましたが、ご理解いただけましたでしょうか?
また何かご不明な点等ございましたら、ご質問いただけますでしょうか。
kojima